4月上旬、和歌山県伊都郡かつらぎ町にある丹生都比売神社へ行ってきました。1200年前、真言密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に丹生都比売大神の御子、高野御子大神が黒と白の犬を連れた狩人に化身して現れ、高野山へと導いたと伝えられています。その地を授けた社として、高野山参詣の前に参拝することが習わしとなっています。神道と仏教が共存する聖地として世界文化遺産に登録されました。
丹生都比売神社
JR和歌山線の笠田駅から丹生都比売神社までコミュニティバスで行きました。バスが来るまでの20分間、駅の隣にある観光案内所でこれから向かう丹生都比売神社について話を聞きました。
外鳥居
コミュニティバスに乗って30分後、丹生都比売神社に到着。バス停から歩いてすぐ、外鳥居が見えてきました。前日は大雨だったのでもう桜は見られないと思っていたのですが、まだまだ見られました。当日も残念ながら曇り空だったので写真が薄暗くなってしまいました。。
輪橋
輪橋は神様が渡られる為の橋です。参拝者も渡ることはできますが、その際は端側を歩きます。
鏡池にはたくさんの鯉が泳いています。寄っていくとエサをもらえると思ったのか、何と大きく口を開けた鯉が!(笑)
中鳥居
楼門
重要文化財指定の楼門は室町時代に建立されました。参道の両サイドに竹筒に入った花が飾られているのは、翌日に花盛祭※がある為です。
※丹生都比売神社の春の大祭で、ご祭神に花を供え春の訪れを寿ぐお祭り
楼門の左右には狛犬が置かれています。口を開けている方が阿形です。
本殿
楼門の裏手には重要文化財の本殿で四棟からなります。右端から第1殿、第2殿、第3殿、第4殿でこれら各棟には祭神が1柱ずつ祀られています。残念ながら立ち入り禁止となっていた為、少し離れての撮影となりました。
- 第1殿 丹生都比売大神(諸々の災いを祓い退け、一切を守り育てる女神)
- 第2殿 高野御子大神(弘法大師を高野山に導いた、幸福への導きの神)
- 第3殿 大食都比売大神(あらゆる食べ物を司る女神)
- 第4殿 市杵島比売大神(財運と芸能の女神)
佐波神社
佐波神社は明治時代に上天野地区のそれぞれの地域で祀られていたお社を合祀した社です。一の鳥居(神額のある方)と二の鳥居です。
丹生都比売神社の桜
前日の大雨でもう桜は諦めていたのですが、まだ見られて良かったです!
丹生都比売神社の御朱印
営業時間・アクセス
住所:〒649-7141 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230番地
TEL:0736-26-0102
かつらぎ西ICから約20分、金剛峯寺からだと約35分。
JR笠田駅よりコミュニティバスが1日5本出てます。
ちょっと寄り道
帰りのコミュニティバスが来るまでの1時間、かつらぎ町天野の里物産直売所「ようよって」へ行きました。
スイーツの種類も豊富です。下記写真の中央にある伏兎(3個入り)を購入しました。
ちょうどお昼時だったのでうどんをいただきました。伏兎も食べたかったのですが、バスが来てしまったので家に帰ってからのお楽しみにしました。
伏兎は祭礼に御供えするお菓子で、兎が伏せた形から名づけられたそうです。3個中1個は小豆のこし餡、あとの2個はネーブルとはっさくを餡にアレンジしたものが入ってました。
この日はフルーツ餡の伏兎をチョイス。カットしたらこんな感じです。電子レンジで10秒程温めると美味しいと聞いたので、チンしてから頂きました。アツアツのしっとりした生地と甘酸っぱいフルーツ餡はよく合っていて美味しかったです。