【三弘法・京都】第 1番札所 八幡山 東寺

三弘法

京都市南区九条町にある東寺(正称は教王護国寺)は延暦15年(796年)に王城鎮護のため、平安京の南端に建立されたといわれています。

第 1番札所 八幡山 東寺

近鉄京都線東寺駅で下車し九条通を歩いて2分後、東寺の南大門に到着しました。京都駅八条口から歩いても15分ほどで東寺の南大門に着きました。

五重塔

五重塔は色々な寺院で見ましたが、総高55mもあり日本に現存する古塔の中では最高の高さということもあって、東寺の五重塔は圧巻でした。

 

八嶋殿

東寺の地主神様が祀られています。

修行大師像

弘法大師の修行時代を想像して造られた修行大師像があります。

金堂

金堂は東寺一山の本堂です。文明18年(1486年)の土一揆により焼失し、今の堂は豊臣秀頼が発願し、片桐且元を奉公として再興させたもので、慶弔8年(1603年)に施工しました。金堂に入ると右側から日光菩薩像、薬師如来坐像、月光菩薩像が安置されていました。

講堂

講堂は天長2年(825年)、空海(弘法大師)によって着工され、承和2年(835年)頃に完成しました。金堂同様、文明18年(1486年)の土一揆により焼失しましたが、延徳3年(1491年)に再興されました。講堂には21体の仏像が安置されていました。

八幡社殿

平安京と東寺を守護するために祀られましたが、明治元年(1868)に焼失してしまいました。そのあと、平成3年に再建しました。尚、ご本尊に僧形八幡神座像と女神座像2躯の計3躯が安置されており、それらは弘法大師作と伝えられています。

宝物館

宝物館は春と秋のみの開館ですが、今回ちょうど春季公開の期間でしたので館内に安置されている仏像を拝観することができました。安置されてる主な仏像は千手観音像、兜跋毘沙門天像、地蔵菩薩像、聖僧文殊像、二間観音像です。

宝物館

御影堂

御影堂は弘法大師の住房だったと言われています。東寺境内西北部の「西院」と呼ばれる一画に建つ住宅風の仏堂です。

大日堂

その名の通り、大日如来像が安置されています。

もう少し寄っていき撮影。

毘沙門堂

兜跋毘沙門天像が安置されている堂です。

大黒天堂

三面大黒天が祀られています。

東寺 御朱印

東寺の御朱印をいただきました。弘法大師御誕生1250年記念特別御朱印です。

もう一ついただきました。弘法大師立教開宗1200年特別御朱印です。

休憩処 茶店阿吽

一回りして小腹が空いた為、境内にある茶店の阿吽(あうん)で休憩。五重塔を見ながら抹茶と桜餅をいただきました。抹茶が苦手な人は、ほうじ茶も選べます。その他、おぜんざいやソフトクリームも販売していました。

抹茶と桜餅

お土産 東寺の 八ツ橋

帰りに東寺御用達の「東寺の八ツ橋」をお土産に購入しました。1袋5個入りで300円とお得です。黒ごまの生八ツ橋でなので皮が黒いです。中身は粒あんであっさりした味です。

東寺の八ツ橋

 

東寺の八ツ橋2

東寺 アクセス

京都駅から京都市営バス16号系統「東寺西門前」下車
京都駅から京都市営バス42号系統「東寺道」「東寺東門前」下車
京都駅から京都市営バス19, 78号系統「東寺南門前」下車

ちょっと寄り道

西寺跡

東寺から徒歩20分の所にある西寺跡へ寄ってみました。西寺は平安京への遷都から間もない延暦15年(796)頃から平安京の入口にあたる羅城門の西側に、東側の東寺と対称に造営されました。国の西の王城鎮護を担う、官寺として隆盛を誇っていましたが、東寺に比べて早くから衰えてしまい、天福元年(1233)には五重塔も焼失し、そのあと再興されることがありませんでした。

跡地のある唐橋西寺公園に着きました。

園内を少し進むと土壇がありました。

土壇の上には「史蹟西寺阯」と刻まれた石碑がありました。発掘調査により、講堂、金堂、南大門、五重塔、廻廊、僧坊・食堂の遺構が確認され、この土壇は講堂跡だそうです。写真の右下で礎石も確認できます。

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