繁多寺は孝謙天皇の勅願により8世紀半ばに僧行基が開基、行基が刻んだ薬師如来をご本尊として祀られています。一時衰退したお寺を源頼義が再興し、蒙古襲来の際には聞月上人が蒙古退散祈願を行ったといわれています。時宗の開祖、一遍上人が修行した場としても知られています。
【四国八十八ヶ所霊場】第50番札所 東山瑠璃光院 繁多寺
第49番札所、浄土寺から歩いて30分、繁多寺の山門が見えてきました。自然に囲まれた境内付近は、市の景観樹林保護地域に指定されています。
早速、境内へ入ります。
南無興教大師と、法界塔が並んでいます。
修行時代の大師様もおられました。
本堂
ご本尊は行基が刻んだ薬師如来が祀られています。
聖天堂
本堂の左手に歓喜天を祀る聖天堂があります。夫婦和合、厄除け、商売繁盛、合格祈願にご利益があるそうです。唐破風屋根の立派なお堂です。
大師堂
弘法大師を祀るお堂です。
毘沙門天堂
毘沙門天が祀られたお堂です。
繁多寺の御朱印
境内を一回りしたあと、御朱印をいただきに納経所へ向かいます。
繁多寺の御朱印をいただきました。
交通アクセス
JR松山駅前から伊予鉄バス久米駅前行きで30分、繁多寺口下車、徒歩8分
ちょっと寄り道
繁多寺から歩いて5分のところにある、桑原八幡神社へちょっと寄ってみました。松山市の八社八幡の二番社で、祭神は、誉田別尊(応神天皇)、足仲彦尊(仲哀天皇)、息長足姫尊(神功皇后)、姫大神です。源頼義が伊予の国の鎮護として八社八幡を定めたとき、第二番社としたと伝えられています。