浄土寺は8世紀半ば、孝謙天皇の勅願により恵明上人が開創しました。このとき、行基が刻んだ釈迦如来をご本尊として祀られたのが始まりです。また、踊念仏の開祖である空也上人が滞在(957~961)していたお寺と伝えられており、その間、里人に説法し、お寺を去る時に自像を刻んだとのことです。室町時代の兵火で焼失しましたが、15世紀末に領主・河野通宣により再興されました。
【四国八十八ヶ所霊場】第49番札所 西林山三蔵院 浄土寺
仁王門
最寄りの久米駅から徒歩5分で仁王門が見えてきました。仁王門は大正11年(1922)に再建されました。
正岡子規の句碑
境内に入って右側に、「霜月の空也は骨に生きにける」と刻まれた正岡子規の句碑があります。「空也の肉体は白骨となっても、人々の胸には念仏の教えが今も生きている」という意味のようです。
本堂
室町時代の本瓦葺き寄棟造の本堂は、国の重要文化財です。ご本尊の釈迦如来を祀られています。
弘法大師供養塔と修行大師像
弘法大師の修行時代の像と、供養塔です。
大師堂
弘法大師を祀る堂です。
浄土寺の御朱印
納経所への通路の左側には七福神がおられます。
浄土寺の御朱印をいただきました。
交通アクセス
JR松山駅から徒歩5分の大手町駅から伊予鉄道横河原線で15分、久米駅下車、徒歩5分
ちょっと寄り道
日尾八幡神社
朱色の鳥居に惹かれて、日尾八幡神社へ寄りました。日尾八幡神社は浄土寺から徒歩2分のところにあります。
この階段を上がって本殿へ向かいます。
とても長い階段です。。体力がないため、階段の真ん中辺りでいったん休憩を挟まないといけませんでした(汗)
緑に囲まれており、人も少なかったので、落ち着いた雰囲気です。ゆっくり参拝できました。