高知県南国市にある国分寺は「諸国で最もよい土地を選んで建てよ」という聖武天皇の勅を受けて、高僧行基によって天平13年(741)に開創されました。聖武天皇自ら書写された金光明最勝王経を納め、天下泰平、五穀豊穣などを願われました。のちに弘法大師が訪れ、真言八祖相承の「星供」の秘法を修し、四国八十八ヶ所29番札所とされました。また、『土佐日記』の作者である紀貫之が4年間滞在した地としても有名です。
【四国八十八ヶ所霊場】第29番札所 摩尼山宝蔵院 国分寺
仁王門
土佐藩主、山内忠義公が寄進した門です。
金堂
仁王門をくぐると正面には金堂(本堂)があります。
ご本尊の千手観世音菩薩が祀られています。
せっかくなので斜めからも撮影(笑)
写真では少し分かりづらいですが、杮葺き屋根です。
大師堂
弘法大師を祀る堂です。
開山堂
高僧行基が祀られています。
酒断地蔵尊
断酒したい方はぜひ!(笑)
庭園
国分寺にはコケに覆われた見事な庭園があります。客殿にはカフェがありますが、残念ながら参拝した日は大晦日でお休みでした。普段はカフェで抹茶セットをいただきながら庭園を眺めることができます。