京都屈指の紅葉の名所で有名な高雄山には、空海が真言宗の基礎を築いたお寺、神護寺があります。神護寺では国宝の薬師如来立像の他、数々の寺宝が拝観できます。11月上旬に紅葉を見に行ったのですが早すぎたのか、真っ盛りとまではいきませんでした。。。
高雄山 神護寺
JR京都駅よりJRバスで約50分、高雄バス停で下車、そこから徒歩5分で高雄橋が見えてきました。
橋を渡ると、いよいよ神護寺への参道を上がります。参道は長く急な石段があると聞いていたので、服装はハイキングの格好で行きました。結構キツかったですが、普段運動不足なのでちょうどいい運動になりました。
参道を上がって約10分後、楼門が見えてきました。拝観料(大人1,000円)を払っていよいよ中へ。
人がいない時を狙って撮影(笑)
明王堂
護摩祈祷の日には御本尊の不動明王像を拝観できます。
金堂
金堂へ続く石段の両サイドの紅葉はとても綺麗です。
御本尊の薬師如来像の他、日光月光両菩薩像、十二神将像、四天王像も拝観できます。
金堂のそばには不動明王様もおられます。
金堂から見下ろす紅葉も素敵です。
多宝塔
金堂の裏手にあります。通常は非公開ですが、春季(5月13日~15日)、秋季(10月(第2月・祝)を含む三連休)のみ開帳され、御本尊の五大虚空蔵菩薩像を拝観することができます。
毘沙門堂
毘沙門堂はもとは金堂だったそうです。毘沙門天立像が祀られるようになり毘沙門堂となりました。
五大堂
毘沙門堂と並んで五大堂があります。五大明王の不動明王像、降三世明王像、軍荼利明王像、大威徳明王像、金剛夜叉明王像が祀られています。
かわらけ投げ
神護寺では厄除けを願って、かわらけ投げができます。売店でかわらけを買います。
3枚で200円です。
渓谷に向かってかわらげを投げます。コントロールが悪いせいか、3回とも思ったところへは飛びませんでした。。。難しかった(笑)
大師堂
毎年、大師堂は毎年11月1日~7日の間は特別に公開され、板彫の弘法大師像を拝観できます。大師様のお話も聞かせてもらえました。
神護寺 御朱印
神護寺の御朱印をいただきました。写真では分かりづらいですが、金紙に書かれているのでとても煌びやかな御朱印です。
神護寺 アクセス
JR京都駅よりJRバスで約50分、高雄バス停で下車、そこから神護寺まで徒歩20分
ちょっと寄り道
硯石
神護寺を出て石段を下りてすぐ、空海が硯石として使われた石があります。
空海が神護寺に在山の時、嵯峨天皇から「金剛定寺」の門額を書くよう勅使の依頼を受けられるも、急な五月雨で橋が流されてしまったため、空海がこの石を硯石として,対岸に立てかけた額に向けて筆を投げられたところ、見事に「金剛定寺」の四文字を書かれたと言われています。ちなみに「金剛定寺」は現存していないそうです。※解説板参照
お食事処 硯石亭
硯石のすぐそばにお食事処の硯石亭があります。ちょうど小腹も空いていたので、ちょっとここで休憩。
もみじうどん(山菜うどん)を注文。紅葉を眺めながらの食事は格別です。もみじ餅やおぜんざいなどのデザートも食べられます!
槙尾山 西明寺
食後の運動にと、神護寺から徒歩圏内にある西明寺と高山寺へ行きました。まずは西明寺へ向かいます。
西明寺は空海の高弟・智泉大徳により神護寺の別院として創建されました。散り紅葉が見ものです。
栂尾山 高山寺
神護寺と西明寺同様、高山寺も紅葉の名所として有名な世界遺産です。
落ち着いた境内で、ゆっくりと紅葉を堪能できました。