高野山にある歴史的建造物のうち、価値の高い6か所が2004年(平成16年)7月1日に世界遺産として登録され、そのうちの1か所が金剛三昧院です。金剛三昧院は国宝重要建築物の他、宿坊もあるお寺で、境内を散策後に一泊しました。
世界遺産 金剛三昧院
高野山駅から南海りんかんバスに乗って、千手院橋のバス停で下車。そこから細い道を進みます。
2分後くらいに金剛三昧院の石柱が見えてきました。
そこからさらに進みます。
バス停から5分後、金剛三昧院の表門に到着しました。
本堂
金剛三昧院の本堂で、ご本尊は愛染明王です。愛染明王は恋愛成就や結婚、出産など、女性の信仰対象になっていることで有名ですね。
金剛三昧院は西国愛染十七霊場の十七札所でもあります。
本堂の中央にある大錫杖の柱部分を左右に廻して錫杖を鳴らすと、愛染様に願いが通じるそうです。
多宝塔
本堂で願い事をした後、多宝塔へ向かいます。
多宝塔は西暦1223年(貞応2年)、源頼朝、実朝の御霊を供養するために、頼朝の妻である北条政子により建立されました。高野山にある最古の木造建築物で、2004年(平成16年)7月1日に世界文化遺産に登録されました。
経蔵
多宝塔と同時期に建てられた経蔵は校倉造りで、経典高野版の版木、金剛三昧院版木などが500枚以上所蔵されています。
四所明神社
高野山の守護神である丹生都比売大神、高野御子大神、大食都比売大神、市杵島比売大神の4神が祀られています。
六本杉
境内の中心に立つ、樹齢400年と言われている杉の大木で、近くから見上げると圧巻です。パッと見た感じだと3本の過ぎに見えますね。でもこの写真では分かりづらいですが、上の方では6本に分かれているらしく、そのことから「六本杉」と呼ばれているそうです。
本坊
境内を一通り見回ったあと、宿坊のチェックインのため本坊へ。御朱印もこちらでいただきました。
金剛三昧院の御朱印です。
宿坊
チェックインを済ませると、住職の方にお部屋まで案内していただきました。宿坊は本堂とは別棟です。表門を出て、階段を下りたところにあります。
入口はこちら。
トイレ・洗面付き 和室6畳
宿坊のお部屋は全て和室で、6畳、8畳、10畳、特別室があるそうです。
部屋はこんな感じです。私はトイレ、洗面有りの和室6畳を予約しました。お部屋の中からは鍵をかけられますが、外からは鍵はかけられませんでしたので、食事、お風呂の時は貴重品を持参していました。
高野山の銘菓「みろく石」をいただきました。
アメニティ完備です。
室内にトイレと洗面台があるのは嬉しいです。
精進料理(夕食・朝食)
夕食
久々の精進料理。味付けはちょうど良く、適量でしたので、小食気味の私でも美味しく完食できました。
朝食
朝のお勤めに参加するために早起きしたので、珍しく朝からお腹ペコペコで、あっという間に完食しました(笑)
お庭
最後はお庭の写真です。食事をする大広間から出てすぐ、窓から撮りました。
アクセス
南海高野線、終点高野山駅からバスで10分(千手院橋下車徒歩5分)