沖縄の那覇に宗祖が弘法大師である護国寺というお寺があることを知り、久々に沖縄へ行ってきました。
護国寺は沖縄にある寺院の中では最古で、宗派は高野山真言宗です。薩摩国坊津の一乗院から琉球に渡った頼重法印により1368年に開山されたと伝えられています。当時の琉球王国、察度の帰依を受け、天下泰平、鎮護国家、五穀豊穣を祈願する勅願寺として現在の地に建立されました。以来、武寧王より最後の尚泰王に至るまで、王が即位する際には家来数百名とともに護国寺を参詣し、本堂において君臣と契りの盃を取り交わしたと言われています。
波上山 護国寺
仁王門
沖縄都市モノレール線(ゆいレール)旭橋駅から歩くこと15分、護国寺の仁王門が見えてきました。
本堂
護国寺の本堂で、ご本尊は聖観世音菩薩です。沖縄らしい雰囲気の建物ですね。
水子地蔵尊
境内には水子地蔵尊が安置されています。右手に錫杖を持ち、左手で子供を抱いています。
小桜の塔
第二次世界大戦中、沖縄の小学生は強制疎開を命じられ、1944年8月21日長崎に向けて那覇港を出港しました。この時、約800名もの学童が乗船した対馬丸が、敵潜水艦の攻撃を受け沈没しました。小桜の塔はこの対馬丸の犠牲者を祀った慰霊碑で、昭和28年に建立されました。現在でも遺族会により毎年慰霊祭が営まれています。
護国寺の御朱印
護国寺の御朱印をもらいました。
護国寺へのアクセス
沖縄都市モノレール線(ゆいレール)旭橋駅から徒歩15分
ちょっと寄り道
波の上ビーチ
護国寺のすぐ近くに、波の上ビーチ、波上宮があります。当日は曇り空だったので、少し薄暗い写真になってます。。
波の上ビーチの近くにある断崖上に波上宮が建っています。早速向かいます。
波上宮
地元では「なんみんさん」と呼ばれて親しまれている波上宮は安産、家内安全、子孫繁栄、延命長寿の他、近年では商売繁盛、受験合格祈願、初宮詣、厄除、交通安全祈願等のご利益があると言われています。
手水舎で手を洗いました。結構暑い日だったので気持ちよかったです。
護国寺と同様、沖縄の雰囲気がいっぱいの御本殿です。
御本殿の両サイドには、沖縄の守り神、シーサーが置かれています。沖縄らしいですね。口が開いてるシーサーはオス(右側)、閉じてる方はメス(左側)のようです。ちなみに下記のシーサーはメスです。
御朱印帳を持参していたにもかかわらず、可愛い御朱印帳が気になり思わず購入(笑)しっかり御朱印もいただきました。