【弘法大師ゆかりのお寺~岡山~】聖満山法城院 大福寺

中国地方

大福寺は報恩大師が備前四十八ヶ寺の一つとして奈良時代に和気郡伊部に建立したと伝えられ、岡山藩の整備に伴って寛永年間に岡山城下に移転したものです。

昭和20年(1945年)6月29日未明の岡山大空襲時、この付近にも多数の焼夷弾が落ち伽藍の大半が焼失しましたが、客殿、山門などは被災を免れました。現在でも焼夷弾により炎上した本堂の炎で焼け焦げた痕跡のある大地蔵や、一部の欠けた石の手洗いなどの被災物が現存しています。

(岡山大空襲による被災建築物説明板より)

聖満山法城院 大福寺

「おかでん」で親しまれている路面電車に岡山駅から乗って17分後、終点の東山駅到着。そこから歩いて5分、大福寺の山門が見えてきました。境内に入らなくても目立つ程の大きな石地蔵が眺められました。

本堂

山門を入り境内へ。手前の建物が客殿で、その奥が本堂です。御本尊は阿弥陀三尊です。

賓頭盧様

賓頭盧びんずる様は「なで仏さま」といわれ、病気の人がこの像をなでた手で自分の悪いところをさすると病気が治ると言われています。

大師堂

大地蔵

約6m90㎝の大地蔵です。境内に入る前からとても目立っていましたが、さらに近くで見上げると圧巻でした。大地蔵の背中には岡山大空襲時の焼夷弾による炎で焼け焦げた痕跡がありました。

その他の石地蔵

北向き地蔵

六地蔵

十三仏堂

大福寺の御朱印

大福寺の御朱印をもらいました。その時に大福寺のお煎餅もいただきました!

  

大福寺へのアクセス

岡山駅より岡山電気軌道(路面電車)で東山行きに乗車し、終点の東山駅で下車。そこから徒歩5分で到着します。

ちょっと寄り道~吉備津神社~

同じく岡山市内にある吉備津神社へ行ってきました。岡山駅から吉備線に乗って吉備津駅で下車、そこから歩いて10分で吉備津神社に到着しました。

吉備津神社は祭神に大吉備津彦大神を祀る神社で、大吉備津彦大神はあの有名な桃太郎伝説のモデルといわれています。

本殿・拝殿

室町時代応永32年(1425年)再建。国宝に指定されています。

廻廊

360mもある長い廻廊を歩いていて、心が洗われる気がしました。

えびす宮

えびす宮では商売繁盛、家業繁栄のご利益がある、えびす祭が毎年1月9、10、11日に開催されています。

宇賀神社

商売の神様、吉備神が祀られています。

 

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