【四国八十八ヶ所霊場】第85番札所 五剣山観自在院 八栗寺

四国八十八ヶ所
歓喜天霊場として有名な八栗寺は、天長6年(829)に創建され、境内の背後には五剣山があります。昔は五剣山の名の通り五峰ありましたが、江戸時代の宝永4年(1707)の大地震により一峰が半分崩壊してしまい、現在は四峰となっています(上写真の右端参照)

第85番札所 五剣山観自在院 八栗寺

JR高松駅から高徳線で30分、八栗口駅で下車。そこから八栗ケーブル八栗登山口駅まで歩いて40分。ケーブルの駅まで迷ってしまった為、実際は25分くらいだと思います。。八栗登山口駅に近づくと五剣山が見えてきました。大地震が原因で一番右の峰が中腹から崩壊してるのが分かります。

酷い方向音痴なので迷いながら進み、何とか八栗ケーブル八栗登山口駅に到着。

八栗ケーブルカーは15分毎の発車で、往復で大人1,000円、小人500円です。

乗車時間は大体5分くらいで山上の駅に到着しました。

八栗山上駅を出てすぐ、八栗寺の石柱があります。ここから境内へ向かいます。

多宝塔

参道を進むと、12月ですが少しだけ紅葉が見られました。

八栗寺の多宝塔です。昭和59年(1984)建立されました。総桧造りの鎌倉様式の建物で、本尊は金剛界大日如来です。

大師堂

大師堂には青年期の弘法大師像が安置されています。弘法大師の誕生日の6月15には青葉まつりが行われ、堂内からは「いろは歌」が流れるそうです。

地蔵堂

八栗寺の地蔵堂で、子授けにご利益のあるお地蔵様とのことです。

本堂

八栗寺の本堂はお正月の三が日にのみ御開扉され、本堂に安置されている弘法大師作の本尊聖観自在菩薩を見ることができます。

本堂を少し離れた場所から見ると五剣山も見られます。近くから見ると圧巻です。

聖観音

本堂の右側に聖観音があります。

随求菩薩

さらに聖観音像の右側には随求菩薩があります。人々の求願に随い施し与えることから「随求すいぐ」と名づけられています。随求菩薩の周りを「南無随求菩薩」を3辺唱えて回ってお願いをすると、願いが叶うと言われています。

十三仏

聖観音と随求菩薩の前には十三仏があります。

聖天堂

延宝5年(1677)創建され、本尊は弘法大師作の歓喜天です。商売繁盛、縁結び、家内安全、学業成就などのご利益がある天尊として有名で「八栗のお聖天さん」と呼ばれているそうです。

仏足石

お釈迦様はブッダガヤの菩提樹下で悟りを開かれました。その側にはお釈迦様を象徴する仏足石がお祀りされています。これにならい平成30年6月に仏足石を勧請されたとのことです。

お迎え大師展望台

弘法大師が参詣者を迎えてくれます。

展望台からは高松市郊外を見渡せます。

八栗寺の御朱印

八栗寺の御朱印いただきました。

交通アクセス

■電車:JR高松駅から高徳線で30分、八栗口駅下車。そこから八栗ケーブル八栗登山口駅まで徒歩35分。ケーブルカーに5分乗り、八栗山上駅下車、徒歩5分。

■車:高松自動車道さぬき三木ICから県道38号経由で約10km。有料駐車場有。

ちょっと寄り道

八栗口駅から高松駅に着いた足で高松港へ。せっかくなので高松港玉藻防波堤灯台まで歩くことにしました。灯台を目指して歩き、中間地点まで来た所から高松の夕暮を撮影。

堤防から見る夕方の瀬戸内海はとても綺麗でした。

高松港の先端に立つ玉藻防波堤灯台に到着です。高さは14mあり、赤灯台、せとしるべとも呼ばれているそうです。

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