地蔵寺は四国八十八ヶ所、第5番霊場として弘仁12年、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創し、およそ1,200年の昔より法灯連綿として受け継がれてきた真言宗の古刹です。特に五百羅漢と大銀杏が見どころとして知られています。
第5番無尽山荘厳院 地蔵寺
最寄駅はJR四国 高徳線板野駅、そこからゆっくり歩き25分で地蔵寺に到着しました。到着した時はすでに15時を回っていて10月中旬だったので写真は少し薄暗くなってしまいました。

たらちね銀杏
山門を入ってすぐ右手にそびえ立つ樹齢800年以上の巨大な銀杏の木です。境内でもひときわ目を引きます。
本堂
弘法大師自ら勝軍地蔵菩薩を彫り、ご本尊として安置したと伝えられています。

修行大師御尊像
弘法大師が修行で全国の寺院を廻られていた頃の姿を想像し、造られた修行大師像があります。
大師堂
地蔵寺の大師堂は少しカラフルな感じです。大師像を拝観でき、天井には天女の舞う姿が描かれた天井画があります。

淡島堂
大師堂の隣には万病封じの淡島堂があります。
奥之院 五百羅漢堂
地蔵寺の五百羅漢堂は、「羅漢さん」として親しまれ、四国遍路の中でも特に異彩を放つ見どころとして有名です。羅漢さんとはお釈迦様の弟子で、仏道修行して阿羅漢果という人間として最高の位を得た人です。その羅漢さんを500人集められて「五百羅漢」と言われています。
コの字型の建築群で、中央の釈迦堂(釈迦如来坐像を安置)を中心に、左右に大師堂、弥勒堂が配置され、これらを回廊が繋いでいます。羅漢像はこの回廊に沿って安置されています。
釈迦堂
大師堂
弥勒堂
弥勒堂で羅漢さん500人と会えます。早速中へ。
弥勒堂に入ってすぐ、釈迦如来像が目に飛び込んできました。
いよいよ羅漢さんたちと対面です。その中には自分と縁のある亡き人の姿が必ず見つかると言われています。亡くなった祖父母に似た羅漢さんを探しましたが、見つけられませんでした。。。
地蔵寺の御朱印
地蔵寺の御朱印いただきました。

交通アクセス
最寄り駅の板野駅からは本数は少ない(一時間1本)ですがバスを利用できます。私は秋で過ごしやすい時期に行きましたので、のんびり歩いていきました。
■電車:JR徳島駅から高徳線特急で14分、板野駅下車。板野駅から徳島バス鍛冶屋原車庫行きで6分、羅漢にて下車。板野駅からバスを利用せず歩いた場合、25分かかりました。
■車:高松自動車道板野ICから県道12号経由で約5km。














